こんな人におすすめです
- 投資を始めたいけど何からやればいいかわからない
- 新NISAは聞くけど難しそう…と思っている
- 貯金だけで将来が不安な人
新NISAは、2024年から始まった運用益が非課税になる制度です。やることはシンプルで、口座開設 → 商品選び → 積立設定の3ステップで完了します。
この記事では、新NISAの仕組みと始め方を、初心者向けに事実ベースで解説します。
本記事の前提
本記事は2026年5月時点の制度に基づきます。投資は元本保証ではなく、運用結果によっては元本割れすることもあります。最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
新NISAの3つのメリット
① 運用益が非課税
通常、投資信託や株式の運用益には20.315%の税金がかかります(所得税15.315% + 住民税5%)。新NISA口座で運用すれば、この税金がゼロになります。
たとえば100万円の利益が出た場合
- 課税口座 → 約20万円が税金で引かれ、手取り 約80万円
- 新NISA口座 → 税金ゼロ、まるごと 100万円
② 非課税期間が無期限
旧NISAでは非課税期間に期限がありましたが、新NISAは期限なし。長期で持ち続けるほど複利の恩恵を受けやすくなります。
③ いつでも売却できる
iDeCoのように「60歳まで引き出し不可」という制限がなく、必要なときに売却できます。ライフプランに合わせて柔軟に使える制度です。
新NISAの投資枠:年360万円・生涯1,800万円
新NISAは2つの枠で構成されています。
つみたて投資枠
- 年間120万円まで
- 長期・積立向け
- 金融庁の基準を満たした投資信託のみ
初心者はまずここから始めるのが基本です。
成長投資枠
- 年間240万円まで
- 個別株・ETFも投資可能
- 自由度が高い
生涯非課税限度額
- 合計:1,800万円まで非課税で運用可能
- うち成長投資枠は最大1,200万円まで(つみたて投資枠だけで1,800万円使うのもOK)
- 売却すれば翌年に枠が復活する仕組み
新NISAの始め方:3ステップ
STEP① 証券口座を開設する
まずは証券会社で口座を開設します(無料)。NISA口座も同時に申し込めるので、別途手続きは不要です。
主要なネット証券は、SBI証券・楽天証券・マネックス証券などがあります。手数料は各社ほぼ横並びで、ポイント連携や使い勝手で選ぶのが一般的です。
STEP② 投資する商品を選ぶ
初心者の場合、低コストのインデックスファンドを選べばまず失敗しません。
定番の選択肢
- 全世界株式インデックスファンド(eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)など)
- S&P500連動ファンド(eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)など)
なぜインデックスファンドが推奨されるのか:
- 1本買うだけで世界中(または米国全体)に分散投資できる
- 信託報酬(運用コスト)が低い
- 長期では多くのアクティブファンドを上回る成績を出している
なお、高配当株とインデックスファンドのどちらを選ぶか迷う場合は、
別記事「インデックス投資 vs 高配当株」で目的別に整理しています。
STEP③ 積立設定をする
毎月の積立金額と引落日を設定すれば、あとは自動で買付されます。
金額の目安
- 無理のない範囲で、月1万円からでも十分
- つみたて投資枠は月10万円まで(年120万円)が上限
- 家計に余裕があれば、ボーナス月の増額設定も可能
よくある質問
Q. 元本割れすることはある?
あります。投資である以上、短期的には値下がりすることもあります。ただし、長期(10年以上)・積立・分散の原則を守れば、過去のデータでは元本割れの可能性は大きく下がるとされています。
Q. いくらから始めるべき?
月1,000円からでも始められる証券会社が多いです。重要なのは続けられる金額にすること。家計を圧迫しない範囲で設定するのが鉄則です。
Q. 途中でやめられる?
いつでも売却・積立停止が可能です。生活費が苦しくなったら停止、また再開するという使い方もできます。
Q. 銀行預金と比べてどっちがいい?
目的が違います。
- 銀行預金:いつでも引き出せる安全資金(生活防衛資金)
- NISA:10年以上使わない長期資金の運用
両方をバランスよく持つのが基本です。
Q. iDeCoや企業型DCとどう違う?
新NISAはいつでも売却可能ですが、iDeCo・企業型DCは原則60歳まで引き出せません。代わりに、iDeCo・企業型DCは掛金が所得控除になるメリットがあります。詳しくは NISAと企業型DCの優先順位記事 を参照。
iDeCoとの違いを詳しく比較したい場合は「NISAとiDeCoの使い分け」もあわせて参考にしてください。
始める前に知っておきたい注意点
短期的な値動きで売らない
新NISAは長期前提の制度です。1〜2年の値下がりで慌てて売ると、長期の複利効果を失います。
「いつでも売れる」は誤解の元
制度上はいつでも売却できますが、頻繁に出し入れすると複利が効きません。「使えるけど、基本は使わない資金」として運用するのが原則です。
「絶対増える」ではない
過去20年の世界株式の平均リターンは年5〜7%程度ですが、これは将来を保証するものではありません。リーマンショックのような暴落時には一時的に資産が大きく目減りすることもあります。
毎月3万円なら20年でいくらになる?
具体的な金額イメージは、別記事で詳しく試算しています。
まとめ:難しく考えず、小さく始める
新NISAは「やる人とやらない人で長期的に差が出る制度」です。
やることはこの3つだけ
- 証券口座とNISA口座を開設
- 低コストのインデックスファンドを選ぶ
- 毎月の積立を設定する
難しそうに見えても、実際に始めると30分〜1時間で設定が完了します。月1万円からでも十分なので、「小さく始めて、長く続ける」のがコツです。
参考情報源
※ 本記事は2026年5月時点の制度に基づきます。投資は元本保証のある商品ではありません。最終的な判断はご自身の責任で行ってください。

